静岡県民から絶大な支持を誇り、2009年から10年以上にわたって静岡県知事を務めている川勝平太（かわかつ へいた）知事。
歯に衣着せない発言で支持を伸ばした川勝知事ですが、それゆえに発言が炎上してしまうケースも。
この記事では、川勝知事の「不適切だ」として炎上した発言をまとめていきたいと思います。
静岡県知事・川勝平太のプロフィールまとめ
まずは、川勝知事のプロフィールを簡単にまとめておきたいと思います。
| 氏名 | 川勝 平太（かわかつ へいた） |
| 生年月日 | 1948年8月16日 (現在75歳) |
| 出身 | 大阪府生まれ、京都府京都市育ち |
| 学歴 | 早稲田大学大学院経済学研究科 修了 オックスフォード大学大学院 修了 |
早稲田の大学院とオックスフォードの大学院を修了しているエリートの方です。
早稲田大学の教授や静岡文化芸術大学の学長を務めるなど、どちらかというと、政治家より学者としての経歴が長い方のようです。
知事に就任したのは2009年で、第17～20代静岡県知事を務め、15年ほど在任しています。
川勝平太の炎上発言は？
ここからは、川勝知事の物議を醸した発言について調べていきたいと思います！
2016年：静岡市は失敗事例発言
最初にご紹介するのは、当時の静岡市長である田辺信宏氏との会談での発言です。
静岡市は政令市の失敗事例
当時、川勝知事と田辺市長は衝突を繰り返しており、それが静岡市の批判に繋がったようです。
2019年12月：やくざ・ごろつき発言
2019年12月に開かれた、静岡県議の方との面談での発言です。
県が計画する「文化力の拠点」構想に反対する県議について触れたうえで、
やくざもいる。ごろつきがいる。
（構想に）反対する人がいたら、県議の資格がない
と発言し、炎上しました。
これに対しては「怒りに任せて不適切なことを言った」としてお詫びし、撤回しています。
2021年6月：女性蔑視発言
知事選の告示後、富士市で開いた集会での発言です。
静岡文化芸術大学の学長時代に、新東名高速道路の建設現場を女子学生と訪問したエピソードで、以下の発言がありました。
（女子学生について）顔のきれいな子は賢いことを言わないときれいに見えない。
（高速道路の開通が早まったことについて）現場監督はかわいい女の子が気に入ったのでしょう。仕事がはかどり、1年半前倒しできた
これらの発言について、「女性の学力と容姿に関係があるとする女性蔑視や、工事現場で働く人への侮辱ではないか」という指摘があったそうです。
2021年10月：コシヒカリ発言
2021年10月、参院補選の応援演説での発言です。
あちら（御殿場市）はコシヒカリしかない。だから飯だけ食って、それで農業だと思っている。
川勝知事が応援している山崎氏は浜松市出身で、対抗馬の若林氏は元御殿場市長という状況でした。
この発言に対し、静岡県議会は川勝知事への辞職勧告を決議します。
川勝氏は給与を返上することを約束し、事態は収束したかに見えましたが、数年後に返上していなかったことが判明しています。
2024年3月：女子サッカー選手の前で不適切発言
磐田市を拠点とする、なでしこリーグ1部所属の「静岡SSUボニータ」の選手が川勝知事を表敬訪問した際、複数の発言が問題視される事態となりました。
磐田というところは文化（水準）が高いんですよ。浜松よりもともと高かったわけでしょ
市の文化水準を比較するような発言です。浜松市の方は良い気持ちはしないですよね……
これに対して、本人は「かつて磐田が遠州の中心であった。歴史的事実を言っただけ」と釈明しています。
（サッカー強豪校の）藤枝東は、サッカーをするために入ってきている。（学校も）ボールを蹴ることが、いちばん重要なことなんですよ。勉強よりも何よりも。
藤枝東高校は、偏差値66の難関校で、卒業生の3分の2が国公立大学へ進学している名門校です。
サッカーを大切にしていると強調したかったのだと思いますが、知事の発言としては不適切と言われてもやむなしではないでしょうか。
男の子はお母さんに育てられる
これに対しては、「子育て＝女性の役割」と固定し、ジェンダーギャップを助長する発言だと批判を受けたそうです。
これらの発言を聞いていた選手たちは、胸中穏やかではなかったかもしれませんね……
2024年4月：県職員は知性が高い発言
2024年4月、本庁に配属となった新人職員向けの訓示では、以下のように発言。
県庁というのは別のことばで言うとシンクタンクです。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたりするのとは違って、基本的に皆さんは知性が高い方たちです
「職業差別ではないか」「農業をバカにしているのか」といった批判が寄せられているそうです。
この問題を受け、川勝知事は辞意を表明しています。
まとめ
川勝静岡県知事の発言について、まとめてきました。
問題視される発言も多い一方で、選挙に4回勝っていることから、県民からの支持は厚い方だったのではないでしょうか。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
