大阪公立大学での青酸カリ紛失は盗難？犯人や動機は？誤って廃棄した可能性も？

2024年5月16日、大阪公立大学は、研究室で保管していた「青酸カリ」などの薬品を紛失したことを発表しました。

この記事では、紛失は盗難なのか誤廃棄なのか、犯人や動機について考察していきたいと思います。

大阪公立大学で、青酸カリや青酸ソーダが紛失

紛失したのは、工学研究科の研究室で保管していた青酸カリ25グラムと青酸ソーダ25グラム。

青酸カリと青酸ソーダ、合計で160〜250人分の致死量の毒物が紛失した見込みです。

5月2日、在庫点検をしていた職員が紛失に気づき、数日間かけて研究室内を探したものの見つからず、14日に大学へ紛失を報告したとのことです。

薬品は専用の保管庫に入れられており、事前登録された一部の教員と学生のみが鍵を使って開けることができるようになっており、去年6月の実地点検では保管庫にあったことが確認されています。

また、薬品を使用した際は、日時・用途・数量を専用システムに入力することとなっていたそうです。

大学側は「外部の第三者による盗難の可能性は低く、教員や学生が誤って紛失した可能性もある」との見解を示しており、近く警察に相談し、被害届や紛失届を出す方針とのことです。

ここからは、青酸カリや青酸ソーダはなぜ紛失したのかについて考察していきたいと思います。

あくまでニュースやネットのコメントを元にした考察です。確たる情報は今後の調査結果を待つこととなります。

何者かによる盗難が一番有力ではないでしょうか。

「被害届を出す方針」としていることから、大学側もそのように考えていると言えるでしょう。

大学内の施錠された保管庫での出来事であり、「外部の第三者による盗難の可能性は低い」という大学の見解にもある通り、研究生や教員の誰かが何らかの理由で持ち出してしまったのではないか、と考えている人が多いようです。

いくら研究生だとはいえ、端から見たらただの若者。愉快犯や失恋の憎悪から、その薬品に魔がさすことだってあるかも知れない。

紛失なの？盗難なの？紛失なら警察に被害届は出さないと思うけど… 使用歴が乏しいのだから使った後に置き忘れたとかは考えにくそう。毒物として有名だし、盗難じゃないかな？

動機としては、悪意や愉快犯などが挙がっていましたが、「転売」という可能性もあるようです。

一方で、盗んだ者の実行以上の最大の懸念は、ばら売りされてしまう事。分散されて複数に拡散してしまった場合、全てを回収する事は不可能になるから。

また、何か大きな犯罪に使用される危機感を持っている方のコメントも多く見受けられました。

繰り返しになりますが、あくまでニュースやネットのコメントを元にした考察です。確たる情報は今後の調査結果を待つこととなります。

教員や学生が、何かを勘違いして誤って廃棄・紛失してしまった説です。

10年以上使われていない薬品とのことでしたので、「長く使っていないし、危険なので廃棄してしまった方が良いのでは」と思った可能性もあるのではないでしょうか‥？

盗難よりは誤廃棄であってほしいですが、誤って廃棄してしまった場合、大学内で探している際に申し出るような気もしますよね‥‥

また、劇薬とのことですので、捨てるにしても注意が必要なはずです。

除却的な処分をせずに捨ててしまった可能性もありそう。

というコメントも見られました。

調べていたところ、過去に青酸カリを使った事件が起こっていることが分かりましたので、参考までに記載したいと思います。

1997年に起こった事件で、公衆電話や屋外に置かれていたコカ・コーラを飲んだ人が3名亡くなりました。

コーラには青酸ソーダが混入されており、模倣事件も起きたそうです。

残念ながら逮捕には至らず、1992年に公訴時効が成立、犯人も動機も不明の未解決事件となりました。

東京都内・大阪府内の製薬会社や北海道の食品会社、毎日新聞社などへ、青酸カリと見られる白い粉末と、金銭を要求する脅迫文が届く事件が発生しました。

青酸カリを入れた偽物の薬を作って流通させる。２月２２日までに３５００万ウォンをビットコインで送りなさい。送らなければ悲劇が起こる
夕刊フジ

という内容の脅迫文が合計18社に郵送されていたとのことです。

この事件の犯人が捕まったかどうかについては、調べましたが情報がありませんでした。

大阪公立大学で青酸カリや青酸ソーダが紛失した件について調べてきました。

紛失した薬品が無事に見つかるか、誤って廃棄されたことが判明することを祈ります‥‥！

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。