日本橋の高島屋で、販売価格約1,000万円で純金製の「抹茶茶碗」が盗まれる事件が発生しました。
この記事では、盗まれた純金茶碗の画像や茶碗の制作者について調べてみたいと思います!
日本橋高島屋の「大黄金展」で純金茶碗が盗まれる
2024年4月11日、東京日本橋の高島屋で開催されていた「大黄金展」に出展されていた、純金製のお茶碗が盗難される事件が発生しました。
防犯カメラには犯人がうつっており、20代~30代の男性で眼鏡をかけ、グレーのトレーナーと黒いパンツを着用していたとのことです。
警察は、盗難事件として逃げた犯人の行方を追っています。
なお、純金茶碗が展示されていたケースは施錠されておらず、従業員さんが茶碗がなくなったことに気づいたのは、犯行から約20分後のことだったそうです。
高島屋は、施錠していなかった理由等について、以下のように説明しているそうです。
- 基本的には販売員が接客しながらお客様に見てもらうようになっていた
- すぐ触ってもらえるように展示台に商品を置き、透明なアクリルケースで蓋をしている状態だった
- 一部の商品は鍵のかかる豪華なケースに入れていた
- 今後もケースはそのまま施錠しない方向だが、セキュリティは強化される見通し
接客を優先するためにケースに施錠をしていなかったようです。
「性善説」に基づく対応で、このような盗難事件が起こってしまったことは残念ですね。。。
<4月14日追記>4月13日、事件の犯人として堀江大(ほりえ まさる)容疑者が逮捕されました。
堀江容疑者のSNSについては、以下の記事で調査していますので、あわせてお読みください。
盗まれた純金製「抹茶茶碗」は?
ニュースでは、盗難に遭った純金茶碗の画像は公開されてないようです。
報道によると、純金茶碗の特徴は以下の通り。
- 販売価格は販売価格は1,040万6,000円
- 浅草で長い歴史を持つ工房の三代目である金工作家・石川光一氏の作品
- 作品名は「抹茶茶碗」
この条件に合うお茶碗を探したところ、1件見つけることができました。
石川光一氏による「抹茶茶碗」で、販売価格は1,040万6,000円とのことです。
使われている金はなんと380グラム。小さめのペットボトル飲料(350ml)と同じかもう少し重いくらいの重さでしょうか。
画像がこちらです。
純金ですね……これで飲むお茶はどんな味がするのでしょうか。。。
なんとインターネットで購入可能です。送料が880円かかるとのこと。
金工作家・石川光一氏の経歴は?
最後に、純金茶碗の製作者である石川光一さんについて調べてみましょう。
石川光一さんは、1949年生まれで現在は75歳前後の方です。
日本を代表する金工工房である石川工房の二代目・石川清太郎氏の長男として浅草に生まれ、18歳で金工作家の武藤正氏に入門したそうです。
技法を習得された後はご実家の石川工房に戻り、作品製作をされています。
1988年には東京都知事賞を受賞。2023年には「徹子の部屋」へゲスト出演もされています。
まとめ
日本橋高島屋の「大黄金展」で、純金製の抹茶茶碗が盗難された事件について調べてきました。
まずはお茶碗が無事に戻ってくることを祈るばかりですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!